【嫁姑戦争と不妊治療③】人工授精と双子出産。嫁姑戦争の収束。

りんのSTORY番外編の最終話です!

出産後、長女とはずーーーーっと一緒にいました。
1歳までおんぶ・だっこ・おっぱい。のくり返し。
文字通り、ずーーーーーーーーっと触れてる感じ。

生後7カ月くらいのときに飽きてきて(笑)
1歳になったらフルタイム復帰しようと決めた。

出産後
さすがに姑のところに何度か足を運んだけど
私が警戒心バリバリで
正直長女を触られるのも嫌だった。

「母親のガルガル期※」ってやつもあったしね。
※出産後の母親(動物)が赤ちゃんを守ろうと
神経質になっている時期。

でもやっぱり姑との心の溝は
絶縁時代を経てもなお
子どもが生まれてもなお
埋まることはなかったのでした。

子どもは2人ほしいと思っていた私。
長女のとき人工授精は5回かかった。
私の年齢もあがっているし
次に妊娠するのはいつになるかわからない!
と思い、長女が1歳半のときに人工授精再開。

そして1回目の人工授精で妊娠。
しかも双子でした。( ゚Д゚)

排卵誘発剤を打っていたし
双子になる可能性はあったのに
私にそんなイレギュラーは起きないと
思い込んでいたので、びっくりした。

双子妊娠に戸惑いながらも
【命のこと】なので
すべては神様が決めること。

切迫早産で入院などあったけど
ぶじに男女の双子が生まれたのでした。

双子が生まれてから夫婦仲が悪化し
(りんのSTORY第4話はこちら♪)
この時期をきっかけに
私は生き方を大きく変えることになりました。

ちゃんとしなければ。
良いママ・妻・嫁でいなければ。

キャパもないのに
スーパーウーマンを目指し

外では良いママ・良い妻仮面をかぶり
家では爆発する感情にまかせて子供を怒鳴り

好きでもないし興味もない家事や育児を
世間並みにやってるふりをしてきた私が

夫婦仲の悪化という出来事をきっかけに
生き方の「偏り」を修正したのでした。

一旦その肩の力をぬいて、人に頼る。
もっといい加減になる。甘える。

それは
人の力を信頼する。
ということとイコールだ

と気づいたのは
一番禁止してたそれを、やってみたから。

人に頼るということは
人の役割を奪わないことであり
相手に貢献してること。

認めたくなかった「キャパがない自分」にOKし
日々の役割も、経済も、素直に夫の力を信頼し

子どもたちにも
家事育児苦手なママ
好きなように生きてるママ
をそのまま見せて

同じように姑の前でも
ゆるんだ「わたしのまま」でいること
を自分に許可しました。

そこに罪悪感をもたず
お礼しなきゃ!とか気を遣わなきゃ!とか
私も手伝わなきゃ!を一切やめた。

お願いしたいことは伝えるし
私の考えもきちんと伝えるし
要らないものはいらないと言う。

いい嫁ぶってたときは
「うん、うん」「すごいですねー」
「へぇー」「ほぉー」「そうなんですかあー!」
と笑顔できいていた正直なんの興味もない平均2時間の姑の長話の対応は、今や、すぐ!2秒で!
旦那にバトンタッチ

最初は怪訝な顔をしていた姑も
いまは私が興味ない様子だと
早々にあきらめてくれます。笑

もうさ、
自分に嘘つけなくなるんだよ。

「こわいと思っていること」
「タブーだと思っていること」
を姑に対しても勇気を出してやった結果

いま、姑の家にいくと
まず用意されたお昼ごはんをいただき
そのあとは姑が子どもたちと外で遊んでくれて
その間、私をソファで昼寝させてくれます(笑)

ゆるんだ自分でいると、姑の家にいても、
そもそも姑の存在感をあまり感じない。
実家にいるときにかなり近い感覚。
たぶん私にとって、もう姑はお母さんなんだな。
(姑が私をどう思ってるかは知らない笑)

いつもたくさんの野菜などをもたせてくれて
やや食べごろを過ぎた野菜を持たされると
「こっちがいい」と食べごろの野菜を指定し(笑)
いらないものは「いらない」と伝えてます。

姑が押しつける不要なものを
【いやげもの】といってるのを
ネットで見たことがあるけど

断れよ

と思う。

断れないだけ。
いい人でいたいだけ。
自分が断る勇気がないだけなのに
ネットで顔の見えない者同士
いやげものとか陰口たたいて
まじで人生もったいないよ笑

でね、そんなゆるんだ私でいる結果、
私の中でなにが起こるかというと。
夫にも子供たちにも姑にも
感謝
が湧き出るのです。

こちらががまんして気を遣って
いい嫁でいようとしてるあいだは
感謝はおきなかった。
何かあると過剰反応して
「私は頑張ってるのに!プンスカ!」
しかなかった。

今は、私のままでいさせてくれる
夫と子どもと姑にありがとうばかりが
日々わいてくるのです。

だからそのまま感動とともに言葉にして、
夫にも子どもにも姑にも伝えてます。

「うれしいー!」
「ありがとうー!」

そしたらね、みんなすごく嬉しそうに
もっともっと私にいろいろしてくれるのです。
これぞ感謝エネルギーの循環。

本当の感謝って
意識して「する」ものじゃない。

勝手にわきあがるもの。

本当はいやだと思っていることを
「でも感謝だよね」とか思考でやっちゃうと
他人に感謝を強制するようになるので要注意だよ。

姑や舅にモヤモヤする人は
いつまでも陰で不平不満いってないで
「こわい」をやってみたらいいよ。
自分の中のタブー破りしたらいい。

だって
一体いつまで
そのままの自分でいるの?

数年前と変わらず
顔には笑顔をはりつけて
心の中で姑舅に悪態ついて。

いつまで自分をだましてるの?

あなたが
条件付きでしか人を信用できないのは
そうやって自分をだまし続けているから
自分自身を信用できていないからなんだよ。

「こわい」や「禁止令」に飛び込むことで
自分が創っている限定的な世界を壊しなよ。

破壊だよ、破壊。

破壊すると
ぐーーっと拡がった世界が
創造されるんだよ。

でも、‥
だって、‥
あの人が、‥

そう言い続けて
原因を人に求めて
抜け出せない不満の中で
生きていくのか

「こわい」に飛び込んで
もっと真に自由に
生きていくのか

自由に選べばいい。

姑との確執を根本的に解消してくれたのは
旦那でも子供の存在でもなく
もちろん姑を変えることでもなく
私の生き方、在り方そのものだったのです。

自分の世界を創っているのは
「相手」じゃない。

いつでも「自分」なんだよ。

~Fin~

 
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