【第4話】夫婦関係崩壊。「いっそ男になりたい。」りんのの男性化と女性性の完全否定。

りんのSTORY第4話です。

社会で男性の中で働いていると
男性の論理的思考力、理性的判断力、決断力、
目的思考、解決思考、感情に左右されないビジネスの姿勢・・・

そういうものが
どうしても男性には敵わない気がして
自分が女であることが悔しくて悔しくて悔しくて
私は徐々に女性性を否定していきました。

身に着けるものは
ポールスミスの男性モノの財布とビジネスバッグ。
黒いパンツスーツに身を包み
男性部下に指示命令を出す毎日。

上司に言われる「根岸が男だったらよかったのに」
という言葉は最上級の褒め言葉で。

この男性社会では
女性であることが私には不都合すぎて
「なぜ私は男じゃないんだろう」
「来世は男になりたい!」
と本気で思っていました。

社内で認められ、信頼され、
一目置かれるようになると
私のどこまでもがんばれてしまう根性が発動。

家事育児は苦手だし興味がないけど
会社組織の中では仕事はそつなくこなせた。
(がんばってたからね。)

私は女性にありがちな感情的な仕事の進め方が
好みではないのですが(目的地がぶれやすいので)

男性社会の仕事は、女性に比べて
感情がからみにくく冷静に論理的に明快に
ビジネスライクに進められるので
私にはとてもマッチしていました。

でも私は、男性化した自分を
そのまま家庭にも持ち込むようになります。

旦那の仕事にダメ出しし
それでも黙って聞いている旦那に
私は辛辣に批判を続けたのでした。

社労士として働いている間に
不妊治療を経て長女と双子を出産。
(不妊治療と嫁姑戦争シリーズも後日記事にしますwおもろいよw)

双子出産後は旦那への育児参加の要求が増幅。
「もっと家事育児やってよ!」
「私の負担のほうが大きい!」
「私だって働いてるんだから!」
「私だって同じくらい稼いでるんだから!」

口には出さないけど心の中はこんな不満だらけ。
こういうのって相手に伝わってるんだよね。

私がどこまでも男性化していくので
ある時から私はこう思うようになります。
「家に男が2人いる。」
「家庭に男2人は必要ないんだけど・・。」

女性不在で男2人で子供を育てているような感覚すらありました。

そしてはっと気づいたときには
仕事を男性並みにこなしてはいるけれども
決して幸せそうには見えず、
会社でも家庭内でも男性に負けじと
永遠にどこまでもがんばり続ける妻から

旦那の心は離れていたのでした。

このころ私38歳。旦那40歳。

旦那の心が離れて
私の感情は憎しみと恨みと怒りに支配され
毎日感情がジェットコースターのようにゆさぶられました。

そして私は小学校のころから変わらず
本当につらいことはだれにも相談せずにいました。

何でも一人で頑張ってこなしてきた私が
もう自分ではどうにもならないところまで
心が壊れかけ、初めて他人に「助けて」
声をあげることになります。

人にhelp!を出す、他力を信頼する、
そういう課題だったのだと思う。

ある朝、自分に限界を感じた私は
ネットでカウンセラーを検索しすぐ電話。
「今日、伺いたいんですけど。」

そこでアロマに出会い
心理学・スピリチュアル・量子物理学の世界に触れ
私のそれまでの価値観が崩壊して
人生が変わり始めることになります。

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